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    コグ糸リフティングの効果と副作用とは?論文データで詳しく解説

    コグ糸リフティングの仕組み・効果・副作用を、2021年国際皮膚科学術誌掲載の38名・最長44ヶ月追跡研究のデータをもとに詳しく解説。糸の移動リスクや満足度の実際を論文根拠で確認できます。
    Sep 04, 2026
    コグ糸リフティングの効果と副作用とは?論文データで詳しく解説
    Contents
    コグ糸リフティングとは?どのような仕組みで皮膚を引き上げるのか臨床研究で示された効果と医師・患者の評価はどのくらいか糸の移動(ズレ)や副作用は実際にどのくらい起きるのかコグ糸リフティングを選ぶ際に知っておきたい注意点と研究の限界他のリフティング・再生施術との組み合わせはどう考えればよいかよくある質問コグ糸リフティングの効果はどのくらい持続しますか?糸が体内で動いてしまうリスクはありますか?副作用や合併症はどのくらいの割合で起きますか?ダウンタイムはどのくらいかかりますか?コグ糸と他の種類の糸はどう使い分けるのですか?

    記事の要点: コグ糸リフティング(糸リフト)は、トゲ付きの医療用PDO糸で皮膚組織を物理的に引き上げる施術で、2021年の国際皮膚科学術誌に掲載された追跡研究では38名中97.3%が「かなり改善」以上の評価を受けています。 平均26ヶ月の観察期間中に糸の移動は1件も報告されず、副作用は感染2名・肉芽腫2名(合計10.5%)が確認されており、効果と注意点の両面を論文データで理解することが施術選択の参考になります。

    コグ糸リフティングとは?どのような仕組みで皮膚を引き上げるのか

    コグ糸リフティングは、表面に細かいトゲ(コグ)が付いた医療用糸を皮膚の下に挿入し、そのトゲで組織を引っ掛けながら引き上げる施術です。たるんだ頬や口角、フェイスラインを物理的に持ち上げる原理で、切開を必要としない点が特徴とされています。

    使用される糸の素材はポリジオキサノン(PDO)と呼ばれる生体吸収性素材で、心臓外科の縫合にも用いられてきた安全性実績の長い素材です。体内に留まったまま約6ヶ月かけて徐々に溶けていくため、糸が半永久的に残り続けるという心配は少ないとされています。

    今回参照した2021年の研究(Journal of Dermatological Treatment掲載)では、こめかみ付近のヘアライン・耳の近くなど目立ちにくい部位を挿入口として、ほうれい線や口角方向へ糸を通す方法が採用されました。挿入口のみに局所麻酔を行い、細い針を使って切開なしで進める手技です。

    糸を「引き上げる」だけでなく、PDO糸が吸収される過程でコラーゲン産生を促す可能性も指摘されています。ただし、その再生効果の程度は個人差があるとされており、引き上げ効果との相乗作用については引き続き研究が続けられています。

    コグ糸リフティングの仕組みを示す施術説明図:トゲ付きPDO糸で皮膚組織を引き上げる模式図

    糸リフト施術前の診察・カウンセリング場面:医師が患者の顔のたるみをチェックしている様子

    臨床研究で示された効果と医師・患者の評価はどのくらいか

    2021年の研究では、コグ糸リフティングを受けた38名(平均年齢39.6歳)を平均26ヶ月、最長44ヶ月にわたって追跡した結果が報告されています。この期間の長さは、糸リフトの追跡研究としては比較的長期に分類されるデータです。

    効果の評価は、施術を担当していない独立した医師2名が行いました。その結果、38名中78.9%が「非常に改善」、18.4%が「かなり改善」と判定されており、合計97.3%が有意な改善と評価されました。施術者が自己評価したわけではないため、客観的な評価指標として参考にしやすい数値です。

    患者満足度については施術直後に調査が行われ、全員が「良好」以上を回答し、そのうち76.3%が最高評価の「最良」を選んでいます。ほうれい線・口角・フェイスラインに引き上げ効果が視覚的に確認でき、施術を行っていない医師たちもその変化を認める結果となっています。

    ただしこれは38名という限られたサンプルの平均的な傾向であり、引き上がる程度や効果の持続期間には個人差があります。顔の皮膚の厚みや脂肪の分布、骨格の状態によって結果が異なる可能性があるため、事前のカウンセリングで適応を確認することが重要です。

    コグ糸リフティング施術前後の比較写真:ほうれい線・口角・フェイスラインの変化を示す症例

    糸リフトの医師評価と患者満足度を示すグラフ:論文データを再構成した結果チャート

    スカルプトラと再生施術の組み合わせ:論文データで正直に解説

    糸の移動(ズレ)や副作用は実際にどのくらい起きるのか

    糸リフトで最も多く寄せられる不安が「糸が体内で動いてしまわないか」という点です。挿入した糸が元の位置からずれる「糸の移動」は、糸リフトの実際の副作用として他の研究でも報告されており、一部の文献では施術者の約8%に移動が確認された例もあります。

    しかし今回の研究では、平均26ヶ月の追跡期間中に糸の移動が1件も確認されませんでした。研究チームはその理由として、同じ挿入口から入れた複数の糸を互いに結んで固定する手技を挙げています。糸が組織内で孤立して浮いた状態にならず、相互に固定されているため移動しにくかったと考えられています。

    副作用がまったくなかったわけではありません。38名中4名(10.5%)に問題が生じており、2名は感染、2名は糸の周囲に小さなしこり(肉芽腫)が確認されました。いずれも施術後1ヶ月以内に現れ、抗生物質や注射による対処で改善されたと報告されています。

    挿入口には翌日に軽い内出血が残る場合がありますが、こめかみ・耳周辺の髪で隠れやすい位置のため目立ちにくい傾向があります。ダウンタイムの程度は個人差があるため、施術後の過ごし方や注意事項を事前に担当医に確認しておくと安心です。

    コグ糸の固定方法を示す施術写真:挿入口で複数の糸を結んで固定する手技のクローズアップ

    糸リフト施術翌日の挿入口の状態:こめかみ付近にわずかな内出血が残る様子

    コグ糸リフティングを選ぶ際に知っておきたい注意点と研究の限界

    今回参照した研究は、すでに施術を受けた方の記録を事後的にまとめた後ろ向き研究であり、比較対照群(コントロール群)がない設計です。そのため、効果が施術によるものか経時的変化によるものかを厳密に切り分けることが難しく、論文の著者たちもこの点を限界として挙げています。

    糸の種類はコグ糸だけではなく、スクリュー糸やモノ糸など形状や目的が異なるタイプが複数存在します。顔の皮膚の厚み・脂肪の分布・骨格のバランスや皮膚感受性によって適した糸の種類が異なるため、施術前に担当医が顔の状態を総合的に評価したうえで選択することが望ましいとされています。

    糸リフトは引き上げ量が直接見えやすい施術であるため、どの程度引き上げるかの設定が仕上がりの印象を大きく左右します。自然な印象を保ちながら改善を目指すためには、施術前に担当医と希望のイメージを丁寧にすり合わせることが重要です。

    施術後の維持期間にも個人差があります。PDO糸は約6ヶ月で吸収されますが、引き上げ効果の持続はコラーゲン産生などの二次的効果とも関連するとされており、1回の施術で終わる方もいれば、定期的に繰り返す方もいます。担当医と長期的なケアプランを相談することをお勧めします。

    糸リフトのカウンセリング場面:顔の状態を確認しながら施術プランを検討する医師と患者

    さまざまな種類の医療用リフティング糸:コグ糸・スクリュー糸・モノ糸を並べた比較写真

    他のリフティング・再生施術との組み合わせはどう考えればよいか

    糸リフトは物理的に皮膚を引き上げる即効性が特徴ですが、皮膚の質感や弾力の改善を同時に目指す場合は、コラーゲン産生を促す再生系施術と組み合わせることも選択肢のひとつです。ただし組み合わせの適応は個々の皮膚状態や目的によって異なるため、担当医との相談が前提となります。

    ウルセラ(超音波)やサーマクール(高周波)など、皮膚の深部にアプローチする機器系リフティングは、糸リフトとは異なる層に作用するとされています。それぞれの適応や効果の出方に違いがあるため、単独で使うのか組み合わせるのかを、肌の状態・たるみの深さ・年齢などを踏まえて判断することが大切です。

    スカルプトラやスキンブースターなどの注入系再生施術は、皮膚のボリュームや水分保持力に働きかける可能性があります。糸リフトが「形を整える」アプローチであるとすれば、これらは「皮膚の土台を整える」アプローチに相当するともいえます。目的に応じた施術の組み合わせを考える際は、各施術の論文データや作用機序を把握したうえで判断することが望ましいとされています。

    リフティング施術の種類を比較する説明図:糸リフト・機器リフティング・注入系再生施術の違い

    施術後のスキンケアと経過観察:糸リフト後の皮膚状態を確認するクリニックでのフォローアップ場面

    よくある質問

    コグ糸リフティングの効果はどのくらい持続しますか?

    今回参照した研究では平均26ヶ月(最長44ヶ月)の追跡が行われ、多くの方に持続的な改善が確認されました。ただし使用されるPDO糸自体は約6ヶ月で体内に吸収されるため、引き上げ効果の維持はコラーゲン産生などの二次的な変化にも影響されます。個人差があるため、担当医と長期的なケアプランを相談することをお勧めします。

    糸が体内で動いてしまうリスクはありますか?

    糸の移動は糸リフトで報告されている副作用のひとつで、他の研究では約8%に確認された例もあります。今回紹介した研究では、同じ挿入口の糸を互いに結んで固定する手技を用いることで、平均26ヶ月の追跡中に糸の移動が1件も確認されませんでした。ただしすべての施術でこの結果が保証されるわけではなく、術者の手技や使用する糸の種類によっても異なる可能性があります。

    副作用や合併症はどのくらいの割合で起きますか?

    今回の研究(38名対象)では10.5%にあたる4名に問題が生じており、感染が2名、糸の周囲に肉芽腫(小さなしこり)が2名に確認されました。いずれも施術後1ヶ月以内に現れ、抗生物質や注射治療で対処されたと報告されています。比較的軽度の事例でしたが、副作用がゼロではない点は理解したうえで施術を検討することが大切です。

    ダウンタイムはどのくらいかかりますか?

    研究では施術翌日に挿入口周辺に軽い内出血が確認されましたが、こめかみや耳周辺など髪で隠れやすい位置に設けられているため目立ちにくい傾向があります。腫れや痛みの程度は個人差があり、一般的に数日〜1週間程度で落ち着くことが多いとされていますが、具体的なダウンタイムは担当医に確認することをお勧めします。

    コグ糸と他の種類の糸はどう使い分けるのですか?

    糸リフトに使われる糸にはコグ糸のほか、スクリュー糸やモノ糸など形状や目的が異なるタイプがあります。コグ糸はトゲで組織を引っ掛けて引き上げることに適しているとされますが、顔の皮膚の厚み・脂肪の分布・骨格のバランス・皮膚感受性などによって最適な選択は異なります。施術前に担当医が顔の状態を総合的に評価し、最も適した糸の種類を判断することが重要です。

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    コグ糸リフティングとは?どのような仕組みで皮膚を引き上げるのか臨床研究で示された効果と医師・患者の評価はどのくらいか糸の移動(ズレ)や副作用は実際にどのくらい起きるのかコグ糸リフティングを選ぶ際に知っておきたい注意点と研究の限界他のリフティング・再生施術との組み合わせはどう考えればよいかよくある質問コグ糸リフティングの効果はどのくらい持続しますか?糸が体内で動いてしまうリスクはありますか?副作用や合併症はどのくらいの割合で起きますか?ダウンタイムはどのくらいかかりますか?コグ糸と他の種類の糸はどう使い分けるのですか?

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